君を探したいつかの校舎 時間も忘れて追いかけた影 触れることはいつも容易く 笑顔で叩き合ってたけど どこかですれ違った僕らは 涙を流している君の姿も 所詮人ごと他人行儀の眼差し当てて 叫んだ声は虚しく響いて 本当は全部伝えたいけど 揺れたこだまが邪魔をするから 泣きたくても泣けないの 君がくれたあの場所に 私をまた呼んでくれるなら きっとこんなこと思わなくても済むのに |
作り笑いの優しい嘘も 鵜呑みにするほど素直になれれば こんなに醜く巣食った心を いちいち誤摩化すこともないのに 瞳の奥の隠れた淀み 誰も中まで覗く気はなくて そうしていつしか身にして始めて 僕らは自分の不用意さに気付く 掴んだ筈の距離ははぐれて 今でも一人で探してるけど まるで磁石の駆け引きみたいに 近付いては離れて |
君に会えたその時に 一つ残らず伝えられるなら きっとこれからはこれまでと同じように みんながいたあの場所に もう一度行くことが出来るなら もう独りでに迷うことはないから 君を探したいつかの校舎 時間も忘れて追いかけた影 時は流れて今もどこかに 誰かが忘れた影が独り |