夢の中で僕を見て笑った 乾いた心を潤すような蜃気楼 思いがけず手探りでなぞった するとそれはすぐに途絶えてしまった 夢を今も忘れられない僕は 上手く眠れるように何度も目を瞑るけど 遠い記憶探して彷徨った 僕がやっと掴んだのは幻 君がくれた幾つの 想いも分け合った思い達も 忘れてく筈の今も 心に残りいつかは 間違って捨てた過去に 届くわけないそう思ってた声が 僕の中まで響いて 思い返したつもりの笑顔は 涙を浮かべて 言葉もなくしたところで また目覚める |
あの時僕は何も疑わず笑った ずっと先も変わらない「当たり前」 だけど君が泣いたとこで今は 冷たく見放すことしか出来ない 僕だ 今だから言えるけど きっと届くことはないと思う 出来れば伝えたいのは 幾つかの「後悔」と 数えきれない「ありがとう」 淡く掠れた日々に 願う事しか出来ない痛みの中で 消えてしまった夢も 一つ残らず覚えていたいから |
届くわけない君の泣いた声が (僕の中まで響いて) 思い返した笑顔が僕に告げた 「夢や幻じゃない」 君が残してくれた一つ一つの 手紙も今はしまうよ 届かなくてもいいよ 夢だとしても 夢じゃなくても わずかに光る世界の中で 僕は歌う |